がんと活性酸素の密接な関係
脳卒中と心筋梗塞が引き起こされることはすでに説明しましたが、がんと活性酸素はどんな関係にあるのでしょう。
簡単に言えば、がんは遺伝子の異常によって引き起こされる病気で、活性酸素は遺伝子を傷つけて発がんを促すということです。
人間の1個の細胞の中には、およそ8万個の遺伝子が存在すると言われています。
その中には、がんの発生を引き起こす遺伝子(がん遺伝子)がある一方で、がんの発生を抑制する遺伝子(がん抑制遺伝子)も存在します。
ただ、がん遺伝子は最初からがんの発生を引き起こすようにプログラムされているわけではなく、正常な遺伝子に何らかの異常が生じて遺伝情報が書き換えられ、細胞をがん化させる働きをもつようになります。
そして、活性酸素はその遺伝子を切断するなどの作用で遺伝情報を書き換えてしまい、がんを引き起こします。
このように、活性酸素は遺伝子を傷つけ、細胞を老化させて、がんを引き起こすことがわかっています。
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