「ながら食い」が肥満につながる理由
テレビを見ながら食べる、本や雑誌を読みながら食べる、話しながら食べるなど、日常の生活で「ながら食い」をする機会は少なくないはずです。
こういうときに食べる物といえば、ポテトチップ、ポップコーン、クッキー、ビスケット、せんべい、ピーナッツ、干しぶどうといったスナック類が多いのではないでしょうか。
アメリカでは、テレビを見ながら食べることが多いのでこれらの食品を「テレビスナック」といい数多くの商品がスーパーの棚に山積みされています。
スナック類の栄養素は炭水化物と脂肪が多く、しかも油やバターで調理加工されるなど、ほとんどがエネルギーの高いものばかりです。
たとえば、ポテトチップスは約20g、ピーナッツは20粒、せんべいは一枚半、ビスケットなら2枚半で、それぞれお茶碗半分のご飯と同じだけのエネルギーになるのです。
袋や箱入りのスナック類は簡単に食べられ、また甘みや塩気、味つけなどもおいしく工夫されています。
その上、甘い物、脂肪の多い食品をおいしく感ずる仕組みが体に備わっています。
食べやすく日当たりがよいので、ついつい手が伸び、気がついたら一袋すっかりからっぱになっていたということはよく経験することだと思います。
ポテトチップス一袋で、ご飯何杯分にも相当するエネルギーをもっていることを思えば、まさにスナック菓子はダイエットの天敵といっていいものなのです。
ただでさえ食べやすいスナック類ですが、何か別のことに気をとられていると「ダイエット」の決心もおろそかになり、ついつい袋に手をつっこんでは口に運ぶという動作を繰り返してしまいます。
少量を連続的に食べ続ける食べ方では、胃壁はなかなか膨らまないため満腹を感じることもありません。
結局、それほどのカロリーのものを「食べた」という実感もれわきません。
「歩くことを心掛けているのに痩せない」「食事を減らしているのにかえって体重が増えてしまった」、こんな悩みを訴える人の多くが、「スナックのながら食い」の常習者なのです。
スナック類は、エネルギー的にも食事より多くとることになりがちですから、いくら食事をダイエットメニューにしても、なんにもならないのです。
「ながら食い」には、パターンがあります。
家庭の主婦なら、ご主人や子どもを送り出し家事が一段落した後のテレビタイム。
サラリーマンやOLは、昼食や夕食後などのホッとしたときのお話タイムやテレビタイムが危険地帯です。
スナック菓子のような手軽な食べ物が欲しくなりがちです。
この誘惑に勝つには、食べ物を目に見える場所や、すぐ手の届く場所に置かないことが重要です。
スナック菓子を食べるために、買い物にでかける必要があったり、高い戸棚から苦労してひっぱり出してこなければならないようにしておくと「ダイエット」の五文字を思い出し、欲求を抑えることができるのです。
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