アルツハイマー・認知症と「匂い」の関係
アルツハイマー痴呆症の原因を解明するときに重要なポイントとなるのが嗅覚障害と脂質の酸化です。
従来からアルツハイマーは、へん桃核、アンモン核など嗅覚と関係した脳の部位を中心にして冒されることが知られています。
鼻から吸った「匂い」が一番最初に情報を送る神経系は肩桃核ですが、肩桃核は視床下部と相互に連絡し合っています。
視床下部には性中枢、食中枢、体温中枢がありますがら、「匂い」は本能的行動や情動、また自律神経、ホルモン系に影響を与えていることが推察できます。
視床下部の食中枢には満腹中枢と摂食中枢があり、とくに摂食中枢にはブドウ糖によって活動が抑制される神経細胞が20〜30%も存在し、人の食欲をコントロールしています。
「匂い」の違いによって、神経細胞はどのように変化しているのでしょうか。
その変化をサルによって実験しました。
サルに良い匂い(果実臭)といやな匂い(糞臭)を口臭がせてみると、良い匂いに対しては食中枢の神離日胞が高い反応を示し、いやな匂いのするものに対しては神経細胞が抑制する方向に反応しました。
つまり、良い匂いに対しては興奮し、いやな匂いに対しては抑制に反応したわけです。
食欲抑制を示すハーブとしてはローズマリー、ユーカリ、ヨモギ等が挙げられ、食欲促進作用をもたらすハーブとしてマジョラム、タイム、ローレル、レモン、ナツメグ、ジンジャー、オニオン、カーリック等の名前が挙げられます。
また、性行動を促進する中枢として、オスの場合は視床下部の摂食中枢、メスの場合は満腹中枢が認められています。
男性は飢餓のときに、女性は満腹したときに性行動が高まると言えるでしょう。
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