「エステティック」だけでは痩せられない
エステティックサロンによるトラブルが、マスコミでも取り上げられることがよくあります。
実際、かなり過激な痩身を売り物にしているエステティックサロンの広告が、あらゆるところで目につきます。
一部のエステティックサロンでは、痩身美人のコンテストを開催しているところもあり、話題を呼んでいます。
エステティックの痩身法は、もっともらしく理論づけされていますが、肥満の治療としては専門的に見ると根拠のないものがほとんどです。
たとえば、低周波電流で筋肉を運動させる、熱風を吹きつけ筋肉を刺激して脂肪の分解を促進する、
マッサージにより脂肪をもみ出す、
リンパマッサージでリンパ液の循環をよくする、
加温やパックにより発汗を促す、
バイブレーターや浴槽中の気泡により振動を与えてエネルギーを消費させるなどなど。
実にもっともらしく考えたものだと感心してしまいます。
しかし、低周波や振動、あるいはマッサージによる消費エネルギーは、一時間やっても10〜30キロカロリー程度。
体の脂肪1kgを減らすのに必要な7000キロカロリーに比べたら、全然問題になりません。
また、リンパ液の循環がいくらよくなっても、エネルギー消費の増大とは無関係です。
発汗による体重減少は、体中の水分の減少であって見かけの体重減少に過ぎません。
このようなまやかしの理論に幻惑されて、高いお金を使わされないように注意してください。
残念ながら、楽をして痩せることはできないのです。
それでもエステティックサロンで痩せることができたという人もいます。
調べてみると、食事制限でカロリーをかなりセーブしたり、積極的に運動していたことがわかりました。
気持ちのいいマッサージや振動だけでは、痩せることはできないのです。
また、コンテストのように他人と競わせると、ダイエットを続けようという意思が強まります。
エステティックサロンの効果としてば、このような心理的な動機づけという面が大きいのです。
あくまでもダイエットの基本は、減食による摂取カロリーの制限と、運動による消費カロリーの増加、太りやすい代謝異常の是正の三本柱。
これらのことは、家庭でも十分実践できることなのです。
減食と運動の両方を実行することがダイエットの基本
減食を実行するには、カロリー計算をマスターすることがもっとも正確な方法ですが、食べる量を今までの4分の3あるいは3分の2くらいに減らすという大まかな方法でも実行できます。
運動は、一日一万歩歩くか、あるいは歩行を含めてラジオ体操・階段昇降・なわとび・水泳などを組み合わせて一日合計約一時間くらいの目安で実行して効果が現れます。
とにかく、減食と運動の両方を実行しないと、体の脂肪はなかなか減らないことをいつも忘れないようにしてください。
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