「単一食ダイエット」は寿命を縮める
「キャベツスーパーダイエット」「コンニャクで痩せる」「パイナップルでスリムになろう」「ごはんを食べて痩せる」「アイスクリームで痩せなさい」「たまごダイエット」というような、一つの食品で痩せるというダイエット本をよく目にします。
このような一つの食べ物だけに頼るダイエット方法がたびたび現れるのは、カロリー計算も運動も必要がなく、いかにも簡単に実行できそうに見えるがらなのでしょう。
しかし健康を損なわずに痩せるには、エネルギー制限だけではなく、栄養バランスにも気を配ることが大事なのです。
キャベツ、コンニャクは、食物繊維が主成分で、エネルギーがほとんどないので、一度にたくさん食べて胃をふくらませ、食欲をまざらわすことに主眼をおいたダイエットです。
たしかに満腹感は出ますが、栄養で大切なタンパク質、脂質、糖質の三大栄養素に、微量ながら必ず必要などタミン、ミネラルも無視していて、栄養のバランスがまったくとれていません。
栄養のバランスがくずれ、炭水化物が不足すると、尿が出やすくなり体の水分が急激に減少します。
そのため、体重は見かけ上3〜4kgは減ることになり、これで「痩せた」と錯覚してしまうのです。
水分が減り過ぎれば脱水症状やショック状態になって命を落とす可能性さえありますが、そのまえに、栄養不足から疲れやすくなり、不眠などの症状がでてきます。
さらに、タンパク質不足が内臓や筋肉、神経などの活性組織を萎縮させ、病気にもかかりやすくなるのです。
キャベツやコンニャクなど、味のないものを満腹感を感じるまで食べるのは、さぞかし辛いことでしょう。
それに比べて、パイナップル、ご飯などは糖質ですので食べやすく、ある程度食べた満足感は出ますが、体の構成にもっとも大切なタンパク質が足りません。
長期的に続けると、内臓、神経、筋肉に障害をきたし、病気になってしまいます。
アイスクリームは、今まではダイエットの敵とみられていだ甘い食べ物を少量とることで、結果的にはエネルギー制限を達成させようという方法ですが、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養のバランスをとることができません。
卵は、タンパク質主体の食物で、内臓、筋肉などの活性組織を損なうことは少ないようですが、適量の糖質と一緒にとらないと、卯などのタンパク質はほとんど体温を保ったり、体を動かしたりするエネルギーにまわってしまって、活性組織を損なわないではすみません。
そのうえ、ビタミン、ミネラルのとり方も偏って、不足するものが出てしまいます。
要するに、一つの食べ物だけに頼るようなダイエットは、ほんとうの肥満の治療に効果がないばかりか、偏った栄養摂取を続けることによって、かえって体を壊してしまうことになるのです。
まさに百害あって一利なし。
ダイエットの第一の目的が「健康」であることを忘れずに、安易な単一食ダイエットに走らないようにしましょう。
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