確実なダイエット法とは
糖尿病、高血圧、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、胆石症、痛風、脂肪肝。
これらは、肥満の人がかかりやすく、また肥満が発病の引き金になりやすい生活習慣病の代表的なものです。
生活習慣病の中でも、ガンは最近まで肥満とは関係がないと考えられていましたが、研究が進んだ現在では、子宮ガン、乳ガン、前立腺ガン、大腸ガン、胆のうガンなどは、肥満の人のほうがなりやすいことがわかってきました。
長生きするためには、肥満は避けなくてはなりません。
その上、大相撲の力士などは別ですが、見た目やスタイルの面からも、肥満はみっともないという社会通念も定着しつつあります。
アメリカの企業のなかには、過度に肥満になっている人は自己管理のできない人だという理由で、肥満者を管理職に採用しない企業もあるそうです。
ほんとうは、肥満イコール自己管理不足とは単純にはいえないことなのですが、社会全体が太るということに敏感になってきているのは、たしかなことのようです。
こうした状況の中でやたらに目立つのが、女性週刊誌などに多い一連の「痩せる広告」です。
しかしこれらの広告にあるものには、本当の意味で痩せるということにはつながらないものがほとん
どです。
おかしなおかしなダイエットに気をつけよう
肥満とは、体に脂肪が過度に溜まってしまった状態をいいます。
脂肪を溜めている体の脂肪細胞の1kgは約7000キロカロリーのエネルギーを含みますから、1kg痩せるためには7000キロカロリーを消費しなければなりません。
普通の人が一日に食べるエネルギーは約2000キロカロリーです。
食べ物を半分にして、一日1000キロカロリーに減らしたとしても、1kg痩せるには少なくとも7日かかる計算になります。
実際には、体には痩せようとすることに抵抗する適応力が備わっているため、このように計算通りにはいきません。
その上、一日1000キロカロリーという食べ方はかなり苦しく厳密に長い間、守り続けることは困難です。
もし、減食だけで1kg痩せようと思ったら、二週間くらいかかるのです。
したがって、よく女性週刊誌などでみかける一週間に5kgとか、7kg痩せるという広告には、明らかにごまかしがあることが、おわかりいただけるでしょう。
脂肪を減らして痩せるのでなく、体重を減らすだけならやり方はあります。
第一には、体の約60%を占めている水分を減らすやり方です。
利尿剤で尿として排泄させたり、サウナやスウェットスーツによって汗として出したり、もしくは生理的に尿や汗として失われる水分を補充しないように水分摂取を制限したりします。
このような水分減らしでは、後で一気に水を飲んで、水分を補充すればすぐ元に戻ってしまいます。
極端な水分減少は脱水状態を起こし、健康を害してしまいます。
第二は、便秘を取り除くやり方です。
頑固な便秘の人は、便として体内に排出する消化吸収されなかった食物残存物(漢方では宿便といいます)が、3〜5kgもあります。
これを下剤で体外に出すわけです。
また、下剤は便秘を取り除くとともに、便と一緒に水分も体外へ排出しますので、第一の効果も現します。
下剤の乱用は生命を危険にする脱水状態をまねきます。
このような見かけの体重減少を計っても、ほんとうに痩せたことにはなりませんし、健康上も危険です。
毎日、地道な節食と運動で、体の脂肪を減らすのが本当のダイエット方法です。
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