ファーストフードはダイエットの敵
ハンバーガーやフライドチキン、ピザパイなど近頃私たち日本人の食生活もアメリカ風のファーストフードにすっかり慣れ、よく食べるようになりました。
ところが、このファーストフードこそ糖質、脂肪が多い高エネルギー食の典型のような食べ物なのです。
一般的に、ファーストフード類には、ボリューム感をもたせるために、油がたくさん使われているのです。
たとえば、ハンバーガーは普通サイズのもので一個260キロカロリー、ダブルバーガーは360キロカロリー、フライドチキン三本で540キロカロリー、ピザパイは一人前700キロカロリー、ファーストフードのお供につきもののフライドポテトは、スモールサイズ一袋でおよそ240キロカロリーものエネルギーがあります。
つまりお昼に、普通のハンバーガー二個とフライドポテトを食べ、さらにスモールサイズのコーラなどを加えると、合わせて840キロカロリーの食事になるのです。
成人の一日の平均的摂取エネルギーは、男性で2200キロカロリー、女性で1900キロカロリーです。
また肥満外来では、ダイエットに必要なエネルギー制限としては、男性は1600キロカロリー、女性なら1400キロカロリー程度を一日の摂取エネルギーとして勧めています。
つまり、ファーストフードでちょっと食事をすると、たった一食で、一日の目標値の半分以上を食べてしまうことになるのです。
しかもファーストフードは食べやすくできているので、本人はそれほどおなかいっぱい食べたという実感はわきません。
腹持ちもそれほどよくないので、またすぐおなかがすいてくるかもしれません。
これでは、ダイエットを成功させるのは困難です。
しかしながら、これほど食習慣が変化してくると、ファーストフードはとても身近な存在になっています。
会社の近所にファーストフード店しかなければ、まったく食べずに過ごすことは難しいことかもしれません。
また三大栄養素のなかの糖質、脂肪、タンパク質の量がほぼ均等の割合で作られているファーストフードは、口当たりがよいので「今日はどうしても食べたい」と思う日もあるでしょう。
しかも価格的にも比較的手頃、時間的にも素早くすますことができ、忙しい人には便利です。
ダイエットという立場からいうとできる限り避けたいファーストフードですが、もしどうしても食べたい場合には、せいぜい一週間に一回くらいと決め、ゆっくりとよく噛んで食べるようにします。
食べやすさにまかせて短時間に飲み込むように食べてしまうと、満腹感を感じられず、余計なデザートなどまで注文したくなるからです。
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