下痢の原因と治療
下痢は大腸になんらかの故障が起きて腸内の運動が高まり、腸の内容物が異常に速く腸内を通過するために起こるもので、急性と慢性があります。
急性下痢の原因としては、食べすぎや飲みすぎ(特に冷たい飲み物のとりすぎ)、あるいは寝冷えなどによるほか、食中毒を起こさせる細菌やウイルスによるものがあります。
たとえば下痢の回数が異常に多い、程度がひどい、高熱を伴っている、痛みが激しい、血便が出るといった症状がある場合には赤痢や食中毒の可能性があります。
こういうときには素人判断は禁物で、特に海外旅行後に下痢をした場合は医師の診察を受けることが必要です。
慢性下痢は急性下痢のあとに引きつづき起こるもの、腸以外の病気から併発するもの(重症疾患時にみられる下痢やバセドウ病によるものなど)、あるいは自律神経過敏やストレスから起こるものなど原因はさまざまです。
特に、何か心配ごとがあったり強いショックを受けたりすると自立神経系のバランスがくずれ、消化菅の分泌要配する副交感神経の影響が通常より強くなって腸の運動が激しくなる、つまり下痢の症状があらわれることがあります。
これが神経性下痢と言われる型で、過労が原因で引き起こされることもあります。
痺慢性下痢は、長くつづいても体重が減らない限りそれほど心配はありません。
しかし日に二度三度と下痢がつづき、体重が減ったり発熱を伴う場合は、原因として他の病気が考えられますので、医師の診察を受ける必要があります。
たいていの下痢は一日か二日でケロリと治ってしまうことが多く、おなかがくだっても排便のあとスッキリするようなら心配ありません。
下痢をしたらともかく絶食し、腹部をあたたかくして休むようにします。
すぐ薬に手を出すのはあまり感心しません。
薬が合わなかったりすると、かえって症状を悪化させる場合すらあります。
いずれにしても症状をよくみきわめて適切な処置をとることがたいせつです。
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