更年期の肥満対策
食習慣の改善と運動
肥満のもとである脂肪は、体の脂肪細胞の中にたまります。
脂肪細胞の中への脂肪のたまり方には二通りあります。
一つは、脂肪細胞の数が増える(つまり入れ物の数が増える)たまり方。
もう一つは脂肪細胞の容積が増えるたまり方です。
前者の肥満を脂肪細胞増殖型肥満、後者の肥満を脂肪細胞肥大型肥満といいます。
脂肪細胞の数が増えるのは思春期までで、それ以後は増えません。
ですから、更年期以後の肥満は肥大型肥満にあたり、それほど重症な肥満にはならないのですが、世の中がスリムな体型を目指す時代になったのと、そろそろ生活習慣病(成人病)が心配になる年齢なので、更年期の婦人の肥満のことも話題に上るのです。
事実、重症な肥満にはなりませんが、肥満による生活習慣病が増加しています。
更年期は、卵巣ホルモンのエストロゲンの分泌が低下する時期にあたります。
エストロゲンには、脳にある満腹中枢を刺激して満腹感を早く出す作用があり、この分泌量が低下するため更年期には食欲が増すのだといわれています。
たしかにこのことは更年期の婦人の肥満の一因かもしれませんが、それほど強い要因とはいえません。
人が生きていく上で最低必要なエネルギー量を基礎代謝量といいますが、この基礎代謝量は年齢とともに徐々に低下しはじめます。
つまり、少ないカロリーでも体を維持できるように、体が変化していくのです。
ですから若い頃と同じような食事をしていると、それだけでオーバーカロリーになってしまいます。
30代、40代になって太りはじめる人が多いのは、こうしたことが原因になっているのです。
年齢にともなう基礎代謝量の低下は、女性も男性も同様です。
それではなぜ女性ばかりが話題になりがちなのでしょうか。
更年期のころの女性は子育ても一段落して、時間的にも余裕ができるようになります。
その時間を食欲に傾けるようになると、グルメ巡りのような食習慣が身につき、脂肪が多くカロリーの高い食事を普段もとるようになってしまいます。
また、専業主婦の場合、よほど活動的な人でない限り、子育て時代に比べると体を動かす機会が少なくなります。
学校の行事に参加することもなくなり、外出する回数も減ることでしょう。
たまの外出でも、車に乗りエスカレーターを使い……、といった具合ですから、脂肪を燃焼させる効果は期待できません。
食べ過ぎによる肥満を、運動不足が助長して体重が増え、ますます体を動かすのが億劫になってくるという悪循環が起こります。
そこで更年期の婦人の肥満対策としては、食習慣を引き締めて、食べ過ぎを防ぐこと。
日頃から体を動かす習慣を身につけておくこと。
ストレスを食べること以外の趣味などで発散すること。
といったことがあげられます。
趣味で、水泳やジョギング、サイクリングなどの、ダイエットに通したスポーツを始めるようにすれば、まさに一石二鳥です。
ボランティア活動を含めた社会活動への参加も、生活習慣の改善に役立ちます。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:ダイエット法
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/5821

