果物でも太る
リンゴ、ミカン、ブドウ、カキ、ナシなど、日本にはおいしい果物がいっぱいあります。
近頃はラ・フランスやら、パッションフルーツなど、外国からのニューフェースの果物も次から次へと登場しています。
ダイエットを実践している人のなかには、「ご飯やパンは太るが、果物は太らない」と思っている人が意外に多いようです。
このような人は、主食は控えても果物は好きなだけ食べたり、主食の代わりに果物を食べたりしています。
しかし残念ながら、このダイエットは明らかに間違っています。
というのは、果物に含まれている糖分には、かなりの量のエネルギーがあるため、食べ過ぎれば痩せることはできないからです。
果物の甘みを構成しているのは果糖(フラクトース)という糖質で、砂糖と同じくらいのエネルギーがあります。
ただ果物は水分が多く、またリンゴやミカンなどには食物繊維が多いため、食べた割にはエネルギーが少ないことはたしかです。
しかしエネルギーが少ないといっても、好きなだけ食べたのでは、全体のエネルギーが多くなります。
そして余分なエネルギーは体の中で脂肪に変わり、太る原因になるのです。
そのうえ果糖はほかの糖質に比べて吸収時間が早く、脂肪に変わりやすいため、食べ過ぎは確実にダイエットの効果をなくしてしまいます。
気をつけなければならないのがトマトです。
トマトは食品の分類表では野菜に分類されているようですが、意外に糖分を含んでいます。
その量は、トマト二個でリンゴ一個分に相当します。
「私は果物は食べません。サラダしか食べないのに、なぜ痩せないのでしょう」
このように訴えていた方に、よくよく尋ねたところ、大好きなトマトを一食に5〜6個も食べていたという実話もあります。
ご飯一杯に相当するエネルギー量は、リンゴなら二個、ミカン六個、カキ二個、ブドウ一房、ナシ二個。
これはだいたいの目安なので、甘ければ甘いほど果糖は多いので、もっと少ない量でご飯一杯と同じエネルギーになってしまいます。
したがって、ご飯を食べなくても、果物を好きなだけ食べていては、痩せられないということが納得できるかと思います。
その上、最近では果物の品質改良が進み「より甘く、より木きく」なっています。
イチゴも、リンゴも、一昔前のものよりもカロリーが高くなっているはずなので用心が必要です。
食べ物の成分を分析した食品交換表は、できるだけ最新のものを参考にする必要があります。
しかしながら、果物はおいしい上にビタミン、ミネラルを多く含みます。
これらの適度な摂取はよいことですので、ダイエット中でも、リンゴなどの大きめの果物なら一つ、ミカンなら三個程度なら、積極的に摂取すべきだといえます。
リンゴの皮などには、食物繊維が多いので、安全なものならば丸ごと食べるように、心掛けてはいかがでしょうか。
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