油物を摂ると太るという誤解
やせたいというのは、多くの女性にとっての永遠の願いであったわけですが、最近では中性脂肪やコレステロールが気になる男性も、やせるためのさまざまな努力をしているようです。
しかし、ダイエットにはまちがった常識も多く、かえってリバウンドで体重がふえてしまったり、無理な自己流の食事制限で体をこわしてしまう人もいるようです。
そこで、このカテゴリーではダイエットの常識の思い違いを正し、正しい減量法をご紹介しましょう。
油物を摂ると太るのか?
肥満の原因は油脂類のとりすぎだと思い込んで、減量中には油ものをいっさいとらない人がいます。
たしかに一昔前よりも肉類や油脂類の摂取量はふえており、これが肥満の原因の一つになっていることはまちがいないでしょう。
日雇近は、高エネルギー食、高糖質食、高脂質食と、欧米に近い食事パターンとなって、欧米並みの肥満者もふえてきています。
油脂は一グラム当たり九キロカロリーものエネルギーを持っています。
これは一グラム当たり四キロカロリー程度のエネルギーしか持たないタンパク質や糖質の二倍以上のエネルギーですので、そのために油脂をとると太ると考えられているようです。
しかし、日本人の肥満の原因は、油脂類よりもむしろ糖質のとりすぎのほうが一般的です。
たしかに、大量の油脂類をとれば、それが肥満の原因になるでしょう。
しかし、だからといっていっさいの油脂類を取り除いた食事をするよりも、むしろ適量の油脂をじょうずに利用することで、より効果的に減量することが可能なのです。
たとえば、チャーハンはお茶漬けやそうめんなどとくらべて、それ自体のエネルギーはたしかに高くなっています。
しかし、糖質食品にくらべて油脂類のほうが胃の停滞時間が長いため、油を使ったチャーハンはお茶漬けやそうめんなどよりも腹もちがよく、空腹感が起こりにくくなるために間食を防ぐことができます。
そのため結果的にはトータルとしての摂取エネルギーを減らすことができるのです。
油脂がほかのものよりも胃内停滞時間が長いのは、油を含んだ食品をとると、エントロガストロンというホルモンが腸内から分泌されて胃に作用し、胃の嬬動をゆるやかにするからです。
また、減量中でも一定量の油脂類を食事の中に取り入れることで料理のレパートリーがふえ、満足感も得ることができます。
つまり、油抜きをするよりも油脂類をじょうずに利用するほうが、結果として楽に減量することができるのです。
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