生活を改善すれば肥満は治る
太る原因はさまざま。食べ過ぎ、間食、アンバランスな食事、糖質や脂質のとりすぎ、早食い、ドカ食い、ムラ食い、夜食、運動不足、基礎代謝量の減少、ストレス……。
なぜ太るのか。
これらの要素から導き出されることは、肥満になっている人のほとんどは、
太るような生活をしているために太ったということなのです。
もちろん体質や遺伝によって太りやすい人もいます。
しかし、そうした先天的なものよりも、後天的な生活環境のほうが、はるかに影響が強いのです。
肥満が生活習慣病だといわれるのも、こうした事実に基づいています。
さて、太る原因の多くが生活習慣にあるのですから、肥満を根本的に解消する手立ては、生活習慣を改めればいいのです。
実際に世界各国で肥満の治療方法として近年もっとも効果をあげているのが、行動修正療法といわれる、生活習慣を改善する方法なのです。
この治療方法がはじまったのは、1960年代の半ば頃からのこと。
禁酒や禁煙に用いられていた方法が応用されたのです。
当初は、肥満者の食事にだけ着目し、それを修正していく方法がとられました。
しかしこの方法では、たしかにダイエット効果はあるのですが、何年もしないうちに再びもとの食生活に戻り、体重もリバウンドしてしまう点が問題でした。
痩せたいという一心で、最初のうちは食事を制限することができます。
ところが痩せるという目標に達したとたんにコントロールする意志が弱くなってしまうのです。
そこで最近は、食事コントロールを柱としながら、運動指導や、精神面へのサポート、栄養に対する基礎的な知識を学んでもらうことなどをミックスし、
食事だけではなく生活全般を改めることで、肥満を撃退しようという新しい行動修正療法が生まれてきました。
減量によって肥満の症状を克服することだけを目標とするのではなく、明るく健康的な生活そのものを目標とする。
ライフスタイルそのものを変えようというわけです。
この治療方法によって、リバウンドの可能性もぐっと低くなりました。
行動修正療法は、一刻も早く治療を要する肥満症の人のための医学的療法です。
科学的な反面、作業が細かく複雑なため、効果を確実に現すには専門医の指導がなければ難しい面もあります。
しかしながらその考え方は、ダイエットしたい人にとって非常に役立つ内容なのです。
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