穀類の摂り方
穀類の主な成分はデンプンで、そのため熱量をたくさん含んでいます。
ところで、日本ではごはんやめん、パンを主食としてたくさん食べ、副食をあまり食べない傾向があります。
たとえば、すし、カレーライス、チャーハン、どんぶりもの、スパゲッティ、サンドイッチなど、いずれも簡単に手っとり早く食べられるものですが、一品では糖質に偏りすぎて栄養のバランスは大きくくずれてしまいます。
特に、激しい労働に従事する人や発育期にある人が、必要なエネルギーをこのような食事によって摂取しようとすれば、糖質偏重はさらにはなはだしくなります。
また、ごはんものなどの穀類は、水分を含んで膨張していますから容積が大きく胃に負担をかけることになります。
それでいて一時的に満腹感を得るだけで、少し時間がたてばすぐおなかがすいた感じになります。
このような糖質偏重の食事をとり、しかも体を激しく動かす生活をしていれば、ブドウ糖の代謝に必要などタミンB1が不足し、脚気などのB1欠乏症を起こすようになります。
強化米は、ビタミンB1不足を補うために、白米にB1を添加したものです。
B1は米の胚芽部分に多く含まれており、最近では精米技術が進歩して、胚芽部分だけを残して精白した胚芽精米が出回るようになりました。
胚芽には、ビタミンB1だけでなく、生活習慣病の予防に効果があるというビタミンEも多く含まれており、注目を集めています。
穀類は糖質以外の栄養素が少ないので、栄養のバランスをとるために、副食のとり方に気を使うことがたいせつです。
副食は、肉や魚などタンパク質を主体とした主菜と、ビタミンやミネラルの補給源である野菜を主体とした副菜をそろえ 摺るようにします。
このようにして、主食ばかりに偏らないようにするのです。
和風ならば一食にごはんを茶わんに軽く一杯、それに汁物、肉か魚、豆製品、緑黄色野菜それぞれ一皿ずつはつけるようにします。
また洋風ならば、バターロール一個か食パン厚切り一枚にバターを少量、それにスープを一皿、メインディッシュに肉か魚を一皿、サラダを一皿、というパターンにすればバランスのとれた一食になるでしょう。
一日に一食はパン食や中華料理をとり入れるようにすれば、和食で不足しやすい牛乳や油ものがとりやすくなり、バランスがとれた食事になります。
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