活力を養う脂肪
食べ物からとり入れた脂肪は、消化器内で脂肪酸とグリセリンに分解されて小腸から吸収されますが、その際、腸粘膜内で再び脂肪に合成されてリンパ管を通り、血液中に入ります。
この脂肪のうち、一部は脂肪組織の細胞内に蓄えられ、他の部分は一般の細胞内にとり入れられて必要に応じて酸化分解され、エネルギーを生み出します。
脂肪は、1グラム当たり9キロカロリーという、糖質やタンパク質にくらべて、2倍以上ものエネルギーを持っています。
そのため腹もちもよく、激しく体を動かす場合には効率がよいことになります。
たとえば、1日3000キロカロリーのエネルギーを必要とする場合、脂肪を多くとれば食べ物の量が少なくてすみ、胃の負担を軽くすることができます。
また、脂肪はビタミンAやDなどのような脂溶性ビタミンを溶かすので、これらのビタミンの吸収を助けます。
たとえば、ほうれんそうやにんじん、ブロッコリーなどを油でいためれば、ビタミンの吸収がぐっとよくなるのです。
糖質は、細胞の中で燃焼してエネルギーを生み出す際にビタミン登要ですが、脂肪が燃焼するときにはきりません。
したがって、脂肪を多くとればビタミンB1はその分だけ少なくてすむので、脂肪は私の節約作用があるということになります。
脂肪を構成する脂肪酸には、大別して飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあります。
飽和脂肪酸にはステアリン酸、パルミチン酸などがあり、不飽和脂肪酸にはオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸などがあります。
飽和脂肪酸はラードやヘット、バターなどの動物性脂肪に多く含まれ、不飽和脂肪酸は植物油に多く含まれています。
不飽和脂肪酸のうち、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸の三つは体内で合成することができないので、どうしても食事からとらねばなりません。
これらの脂肪酸はまた、ビタミンFとも呼ばれています。
これらの不飽和脂肪酸は、細胞の細胞膜を構成する材料ともなるもので、特に脳、神経の神経繊維に多く使われます。
ですから、これらが不足すると、発育や代謝にいろいろな障害を起こします。
また、リノール酸を多く含む植物油は、コレステロールを溶かす働きがあり、動脈硬化の予防にも効果がありますから、成人はなるべく植物油をとるようにするとよいのです。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:サプリメントや様々な栄養素と働き
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/5715

