豆類・大豆食品の摂り方
大豆の加工品である豆腐や納豆、みそなどは、日本人の食事に欠くことのできない栄養食品です。
昔の僧侶の食事は、肉や魚などの動物性食品をいっさいとらない精進料理であったと言われますが、このような場合は豆類がタンパク質の供給源として使われていたのです。
また、長寿者の多い村では大豆を豊富にとる傾向があり、年をとっても健康で働いている人が少なくありません。
大豆はよく「畑の肉」と言われるように、タンパク質が豊富な食品です。
大豆のタンパク質は、米や麦などに少ないリジンなども多く含み、かなり栄養価も高いのですが、含硫アミノ酸がいくらか少なくなっています。
含硫アミノ酸は肉や魚などの動物性タンパク質に多く含まれ、そして肉や魚に少ないトリプトファンは大豆に多く含まれているのです。
したがって、肉や魚と大豆製品を組み合わせると、それぞれのタンパク質の欠点を補い合って栄養価を高めることができるのです。
ちり鍋やすき焼き、中華風の惣菜などは、そのような相互補足作用が利用されている料理です。
また、大豆には脂肪も豊富に含まれ、大豆の脂肪はリノール酸など不飽和脂肪酸を含み、血中コレステロール値を下げて、動脈硬化や心臓病の予防に効果があります。
大豆はまた、調理の素材としても利用価値の高い食品です。
大豆そのものも煮豆など素材として使うことができますが、さらにこれを加工することによって多様に利用することができます。
まず、みそは汁物や焼き物、煮物、あえ物に使われますし、豆腐は白あえ、田楽、冷ややっこ、湯豆腐、り豆腐、凝製豆腐などの料理法があります。
凍り豆腐、飛竜頭、生揚げ、油揚げ、ゆば、それに納豆、きな粉などを大いに利用しましょう。
大豆は消化はあまりよくありませんが、加工したものは胃腸の弱い人も安心して食べられます。
大豆はタンパク質を多く含みますが、小豆やいんげん豆、金時、うずら豆、そら豆、えんどう豆などはデンプンを多く含みますし、調理の際に砂糖を多く使いますので、減量のため糖質を控えなければならない人は注意を要します。
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