年齢や男女によって好きな香りは変化する
古来より、イランイランの香りを嗅がせると、男性は女性を好きになり、またマジョラムはセックスに対する欲望を消すといわれています。
これらの香りが男女の愛に与える影響を調べ、男女の愛情が実際にストレス回復に役立つがどうかをテストしてみました。
テストの対象者は、男女それぞれ各年代層3〜6人、最低年齢女性17歳、最高年齢男性90歳です。
10代の男女にイランイランとマジョラムをかがせると、男女とも「嫌い」と拒否しました。
その理由として、マジョラムは青臭さ、イランイランはトイレを思い起こさせる香りがあることを挙げてします。
もうひとつ、10代は性を非常に意識し始める頃です。
そのためによけいに両方の香りを拒否したのではないがと考えられます。
20代の男性はイランイランの香りに好感をもち、マジョラムの香りを拒否しました。
一方、20代前半の女性は同年代の男性と同じようにイランイランの香りに好感をもち、マジョラムの香りを拒否しました。
ところが20代後半の女性では、20代前半では嫌いだったマジョラムを好むようになります。
その理由は、ラムネのような香りがするからだそうです。
また20代前半では好感をもって受け入れた女性も20代後半になるとイランイランの香りを拒否します。
その香りがトイレを思い起こすというのが拒否した理由でした。
このことからわかるのは、20代の男性は性本能を刺激するイランイランの香りが好きで、その欲望を抑えようとするマジョラムの香りを拒否すること。
女性は20代前半と後半では嗜好が変わることです。
おそらく20代前半の女性の場合は、男性と同じように性に対する関心が大きく、わりと開放的で感受性が男性と似ている傾向にあるようです。
ところが女性は25歳を過ぎると、むしろ理性的になってきて、嗜好がイランイランからマジョラムに移行すると思われます。
30代の男性は「イランイランはまあまあ」「マジョラムは嫌い」という結果でした。
30代女性はイランイランを完全に拒否し、マジョラムに好感をもちます。
ここで興味をひかれるのは、30代の女性がマジョラムの香りを好む理由として「頭がはっきりする」「スーッとする」という表現をしていることです。
20代後半では、香りそのものに対する好き嫌いを言っていましたが、30代後半になると、香りそのものの好き嫌いよりも、その香りが心身に与える影響、つまり脳に対する生理活性に理由が移行しているのです。
ということは、30代後半の女性は理性的、知性的なものを求めていると推察できます。
40代では男女とも30代と同じ傾向を示しました。
50代になると男女の嗜好差はなくなり、イランイラン、マジョラムの香りはともに「まあまあ」という表現になってきます。
男女とも両方の香りに「甘さ」を感じるようです。
香りに対する感受性がソフトになったように思えるのは、もしかすると脳の年齢的な変化が影響しているのかもしれません。
昔から「酸いも甘いもかみ分けて」とよく言われますが、まさにさまざまな経験を積んできた50代にふさわしい言葉でしょう。
60代になると、だいたい50代の感想と同じですが、男性はイランイランを香水のように感じたり、マジョラムをまるでウイスキーやお酒のように感じるそうです。
60代女性ではマジョラムの香りが白粉、香水に似ているとして拒否する人もいます。
このようにイランイランとマジョラムを各年代に嗅がせ、その噌好の変化をみると、男性ホルモン、女性ホルモンの経緯と対応していることが推察できます。
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