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老化の速度を早める過酸化脂質
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生活習慣病は、ストレスが引き金になって起きる
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ストレスはがんの原因にもなるアンチエイジングの敵
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ハーブがストレスに強い体質をつくる
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生活習慣病を断つアンチエイジングの発想
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栄養療法は生活習慣病を予防し、抗老化を目指す代替医療
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体を錆びつかないようにすれば老化は防げる
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ストレスは万病を引き起こす原因
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良性ストレスと悪性ストレス
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ストレスを管理してアンチエイジング
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分子栄養学の発達と代替医療
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人は125歳まで生きられる!?
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老化のメカニズムを知る
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がんと活性酸素の密接な関係
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活性酸素が老化の犯人
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アンチエイジングに不可欠な食生活の改善
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日本はアンチエイジングの後進国
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人をストレスから守る自律神経の働き
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真のアンチエイジングを考える
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人の心身を守ってくれるホメオスタシス
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アンチエイジングが意味するもの
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ニューウェイズ製品とアンチエイジング
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老化の速度を早める過酸化脂質
老化のメカニズムについてはいまだにわかっていないことが多いわけですが、人の寿命を延ばす、あるいは老化の速度を遅らせることは可能です。
例えば、老化に深く関与していると言われている過酸化脂質は細胞を老化させることがわかっています。
私たちの細胞を構成する物質の一つにリン脂質がありますが、このリン脂質は活性酸素などによって簡単に酸化されてしまい、過酸化脂質に変わってしまいます。
過酸化脂質ができるとその細胞は弾力を失い、十分に機能を果たせなくなります。
これが細胞の老化です。
もしも、過酸化脂質の生成が進めばどうなるが。
その具体例としてよく知られているのが動脈硬化でしょう。
血管を構成する細胞が老化してしまえば、血管の弾力が失われて硬くなってしまいます。
その結果、血圧が急に上昇したりすると簡単に破れてしまい、過酸化脂質が血管壁にどんどん沈着すれば、血液の通り道が塞がれて流れが止まってしまいます。
こうした状態が脳に生じると脳卒中を引き起こし、血管が破れる場合が脳出血、血管が塞がれる場合が脳塞栓と呼ばれます。
また、血管の弾力が失われて血行が停滞しがちになれば、心臓はより強い力で血液を送り出さなければならず、心臓病や高血圧の原因ともなります。
細胞の若さを保ち、こうした事態を防ぐためにも、過酸化脂質をつくらないような物質を積極的に摂取する必要があります。
最近、ベータカロテンやビタミンC、Eなどの効果が話題になっていますが、それも、これらの物質が細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用をもっているからです。
カテゴリー:老化とアンチエイジング
生活習慣病は、ストレスが引き金になって起きる
私たちは日常生活を送る上で、常にストレスにさらされています。
ビジネスマン、主婦、年配者、子供の別なく、誰もがどこかでストレスを受けていると言っていいでしょう。
そしていま問題になっているのが、生活習慣病の多くはストレスが引き金になって起こるという事実です。
このストレスと病気の因果関係を明らかにしたのがカナダの生物学者ハンス・セリエです。
1936年、セリエは動物に痛みなどの刺激を与え続けると、その刺激が生体に有害な作用を及ぼして副腎の肥大、胸腺とリンパ腺の萎縮、胃や十二指腸潰瘍などの病気を引き起こすことを発見しました。
セリエはこのストレス学説を発表し、加えた刺激をストレッサー、それによって生じた身体的反応をストレス(ひずみ)と名づけました。
現在、「ストレス」をストレッサーの意味で用いられることがよくありますが、厳密にはストレス刺激(ストレッサー)とストレス(ストレス反応)と区別すべきでしょう。
簡単に言えば、ストレッサーは環境から加えられる刺激、ストレスは刺激から身を守るための心身の反応と解釈できます。
セリエはストレス刺激によって起こる反応を3つの段階に分けて説明しています。
ストレス刺激に対する第1期の全身反応ではまず「警告反応」が起きます。
強いストレスが生体に加えられると、血糖値や血圧が下がり、低体温などのショック反応を起こしますが、これらの変化を調整するためにアドレナリンが活発に分泌されます。
アドレナリンは肝臓のグリコーゲンをブドウ糖に変えて血糖値を上げるように働き、心臓の拍動を速く強くして血圧を上げます。
この段階で、副腎の肥大や胸腺をはじめとするリンパ器官の萎縮、胃潰瘍などの病的症状が現われます。
通常、警告反応はストレス刺激に対する抵抗力を高める役割をしていますが、重度の火傷をした後に起こるショック状態や極端な体温の変化といった特殊なケースでは、逆にストレス刺激に対して抵抗力が弱くなることがあります。
第2段階が「適応期」です。
第1段階の激しい警告反応がおさまると、第2段階ではストレスに対して生体が抵抗する状態になります。
この状態のときには下垂体でつくられる副腎皮質刺激ホルモンが副腎皮質に働いて、コルチゾール(糖質コルチコイド)、男性ホルモンなどを分泌させます。
このときのコルチゾールなどの分泌量は通常の10倍以上にも連しているといわれ、これらのホルモンの分泌によってたんぱく質の動員が促され、グリコーゲンの補給が活発に行われ、ストレスに対して抵抗力が増すわけです。
このようにして生体はストレスを受けている状矧こ順応し、回復し始めていますが、もしこの段階で別なストレス刺激を受けると、完全に回復できないまま、また新たに激しい警告反応を起こしてしまいます。
すると生体は正常な働きのできる状態に戻るきっかけを失い、第3段階の「疲弊期」に達してしまうのです。
この第3段階に至ると、ホルモン分泌によってつくられてきた抵抗力はすでに限界を超え、適応力は失われます。
その結果、体は疲れきった状態になり、さまざまなストレス病の症状が現われるようになります。
前のストレス刺激が解消されないうちに次々と新しいストレスを受けると、心身ともに疲れ切って最悪の場合には死に至ることさえあるのです。
セリエが唱えたこのストレス変化は現在でも支持されていますが、あくまでストレス反応の一部を説明しているにすぎません。
実際にはもっと複雑な変化が絡み合ってストレス病を引き起こしています。
しかしながら、ストレス刺激を受けた動物や人間の体が、それに抵抗、防衛しようとし、このことが逆に体に悪影響を及ぼしてさまざまなストレス病を引き起こすことがおわかりいただけたと思います。
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ストレスはがんの原因にもなるアンチエイジングの敵
ストレスは発がんの唯一のの原因ではないとしても、何らかの形で発がんに影響していると考えられます。
データ的にみると、自分にもっとも近しい人たちである肉親や親しい友人の死の影響で、自分自身ががんになる確率が高いのです。
それも1年以内にがんを発生する確率が高くなります。
アメリカや日本の統計をみると、妻を亡くした55歳から75歳までの夫の死亡率は、感染症を筆頭に事故や自殺、がんと続いておリ、がんの発生率は非常に高くなっています。
おそらく精神的な支柱を失うことや生活環境の大きな変化、落胆などによってストレスを弓!き起こし、脳内のホルモンのバランスが崩れて免疫能力が下がることが、がんを発生させる原因の一つになっているのではないでしょうか。
自分にかかるストレスの度合を知っておくことは大切です。
ストレス解消の対策を立てるためにも、現在の自分の状態を把握しておく必要があるでしょう。
そこで自分のストレス度を自分で測定できる方法を紹介しておきましょう。
アメリカのホルムスがつくったストレス度の評価尺度は、経験に基づいて各ストレスの強さを点数にして表わしたものです。
この評価尺度は、社会にはどんなストレスがあり、それがどの程度のストレスの強さなのか、ストレスを克服して社会復帰するにはどれぐらいの期間が必要がを測定したものです。
各項目に照らし合わせてストレス度の点数を合計し、自分のストレスの度合をチェックしてみてください。
ホルムズの社会的再適応評価尺度は、ストレスの度合を測定するときにもっともよく利用されており、ストレスを受ける直前の平常な状態に戻り、社会に再び適応するために要する力を検査するものです。
アメリカと日本の国情の違いはあるかもしれませんが、人のストレス度を測るには適切な測定法だといえます。
各項のストレッサー(ストレス刺激=生活上の出来事)がもたらす心身への影響ととともに、過去1年間に体験した出来事や変化の合計、すなわちストレス蓄積度も計算できます。
この評価尺度によると、1年間の合計点数が200から299点の人の53%が翌年に深刻な健康障害が起き、300を超える人は翌年にその80%が深刻な健康障害を起こすことが統計上明らかになっていますがら、十分なストレス対策を講じる必要があります。
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ハーブがストレスに強い体質をつくる
人はストレスに強いタイプと弱いタイプに分けられます。
そしてストレスに強いか弱いかは、その人がストレスにどう対処するかによって決まります。
健康で心身の機能が正常に働いている人は多少のストレスなら跳ね返すことができますし、以前同じようなストレス刺激を経験してその対処方法を学んだ人もストレスに対抗することができます。
こうしたいわゆるストレスに強いタイプは、ストレス刺激によってモチベーションを喚起し、活動の原動力に変えてえてしまいます。
逆にストレスに対して抵抗力が弱い人は、同じ程度のストレス刺激でもストレス病を引き起こしたり、心身に大きな障害をきたすなど、悪い方向に反応が起こしてしまいます。
一般的に免疫系の力を弱めるような病気のある人、近親者の死や別離などで精神的に深い傷を受けたばかりの人などはストレスに対して抵抗力が弱まっているようです。
人がストレスを受けた場合にどのように対処するかは、脳内の活性物質と密接に関連しています。
人はある問題に直面した場合、逃げるか攻撃するかの2つの行動のどちらかを選択しますが、逃げるときにはアドレナリンというホルモン、攻撃するときにはノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。
ストレスに弱い人はこのノルアドレナリンの分泌が減少し、精神活動を活発にしたり衝動的・暴力的にするセロトニンの分泌量が減少しているのです。
したがってストレス刺激に対処できず、ストレス病を引き起こすことになります。
逆にいうと、アドレナリンとノルアドレナリンのバランスを変えれば悪性のストレスを良性のストレスに変えることができます。
アドレナリンの分泌を抑えてノルアドレナリンの分泌を増やせば攻撃的になりますし、ノルアドレナリンの分泌を抑えてアドレナリンの分泌を増やせば内向的、つまり逃避的な人間になります。
つまリホルモンのバランスを調整することで、うつ病やストレス病から逃れることができるわけです。
ストレスに強いが弱いがはその人の性格が左右するものではありません。
ストレスに弱い人でもホルモンのバランスを調整することによって、ストレスに対応する能力をつくり上げることができるのです。
その有効な手段がハーブを活用する療法なのです。
ハーブ類にはホルモンを整えるさまざまな成分が含まれており、欧米ではすでにハーブを薬のように使うことも含めた「オータナティブ医療」が盛んになっています。
オータナテイブ医療とは、鍼、指圧、民間療法、ホメオパシーなどのことで、主流である近代医学とは対極にある療法です。
1997年度にオータナテイブ医療を受けたアメリカ人は42.1%にものぼり、近代医学では癒せない難しい症状に対する効果が認知されています。
ハーブによる療法は人の性格を変えることではありません。
脳内ホルモンのバランスを整えることによって、たいていのストレスに負けない状態にするわけです。
たとえばセントジョーンズワートやレモングラスなどはストレスに対して抵抗力がつくハーブですがストレスに弱い人にこういったハーブ類を飲ませ続けると、たいていのストレスを克服できるようになります。
ストレスは抵抗力の弱い人に対してより悪い影響を及ぼし、仕事に対する意欲を失わせたり、不安な状態に追い込んで、最終的にはがんをも誘発する原因になると言われています。
ストレスは重大も病気を引き起こす要因になります。
そうならないためにも、ますはストレスに強い体質をつくることが何よりの予防法だといえましょう。
ストレスに対処し、解消するにはハーブが大いに役立ちます。
心身のバランスを保ち、健康を維持するためにも日常生活にハーフを取り入れて欲しいものです。
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生活習慣病を断つアンチエイジングの発想
生活習慣病の死亡率は、がんで4人に1人、心臓病は5人に1人、月拍管障害は6人に1人です。
この3つの病気を合わせると5人に3人がこの病気で死ぬことになります。
アンチエイジンゲの発想で、日ごろから健康保持に留意すれば5人のうちに3人が死ぬ確率を5人に1人まで減らすことができ、その70%を予防できるのではないかと言われています。
生活習慣病の特徴は、ある日突然、発病することです。
はっきりした症状が出るまで、実は水面下で細胞が日々冒されていっているのです。
血管には間違いなく動脈硬化が起きており、がん細胞が発生しています。
それがある日突然、水面下にあったものが浮上して、脳梗塞や心筋梗塞を起こして倒れてしまうのです。
健康そのものに見える人が、がん検診で「要精密検査」と言われて検査してみたらがんが発見される − つまり、日常は元気そのものの人がかかるのが生活習慣病と言っていいでしょう。
日本の現代医学では、「水面の上」に出たものを治療します。
がんになったら切除し、血圧が高くなったら血圧降下剤を患者に与え、血管が詰まった箇所を他の血管でつなぎ換える治療法が主体です。
アンチエイジングの発想は、冒された患部を切除するのではなく、がん細胞の卵が発生している場合も、それが増殖しないようにコントロールし、水面の上に出ないようにするという考え方に立っています。
つまり、健康な人が健康でいるための生き方を続ける予防医学の一環と言うことができるでしょう。
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栄養療法は生活習慣病を予防し、抗老化を目指す代替医療
生活習慣病を予防し、抗老化を促す栄養療法は、1960年代後半からアメリカで急速に広がってきた代替医療です。
この代替医療が広がってきた背景にはいくつがの理由があります。
アメリカでは、1960年代に起きた反ベトナム戦争、工業社会、公害に対する問題提示の風潮の中で、食生活についても「自然」が大切な要素であることに注目が集まりました。
1994年に「栄養補助食品健康教育法案(DSHEA)と呼ばれる健康補助食品に関する法案が成立した後、サプリメントが人々に認知され、より広く普及していくようになっていきました。
当時、アメリカでは生活習慣病が増大し、栄養補助食品により積極的な病気の予防・改善効果を求める潮流が起きていたのです。
アメリカ政府は「年々膨張する国民医療費を抑えたい」という強い意向もあり、DSHEA法案成立によって、サプリメントを「食品」と「医薬品」の中間的存在であると位置づけました。
このことにより、サプリメントは明確に定義され、健康に寄与するという科学的論拠が明確にされれば、製品のラベルにその効果・効能を記載することが可能となりました。
このDSHEA法により、サプリメントは「ハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養成分を1種類以上含む栄養補給のための製品」として明確に定義され、形状は錠剤(タブレット)やカプセル、パウダー状、ソフトカプセル、液状など、通常の食べ物の形以外のものとされています。
つまり、サプリメントは医薬品と食品の問に存在する別の栄養補助食品として明確に定義がなされているのです。
アメリカでサプリメントが普及していった理由として、同国の保険制度に触れないわけにはいきません。
アメリカには日本のように国による保険制度が存在せず、民間の保険会社が国民の健康を運営管理しています。
ところが、この保険加入料が高額のため、アメリカ国民の20〜30%は保険に加入していないと言わています。
そのため、万が一、病気になった場合は高額な医療費がかがります。
アメリカ国民のうち約4000万人が肥満で、20〜74歳の3分の1が肥満という報告もあります。
アメリカ人の食事は高脂肪食が中心で、心臓病や肥満など生活習慣病が年々増加していますが、アメリカは先進国の中で医療費がもっとも高いため、「病気になる前に、健康は自らで守る」という意識が一般の人々の問で定着しています。
1970年代後半から80年代にかけて、アメリカでは栄養のバランスのとれた食事が健康管理に重要であることが認識され、より健康的な食品への関心が高まりましたが、食事から摂取できるビタミンやミネラルの摂取量には限りがあることも多くの人が認めるところとなりました。
そこで、人々は少しでも医療費を抑える − つまり病気にならないようにする考え方が根づき、その結果、予防医学や栄養学、サプリメントの摂取が発展していったのです。
また、第2次世界大戦後に生まれたベビーブーマーが高齢化してきたこともサプリメント普及の要因となりました。
日本で言うところのいわゆる団塊の世代の人たちは、高度経済成長とともに育ち、物の大量消費や食品添加物の大量摂取、飽食を当然とした食生活を送ってきました。
そして60歳に達しようとしている現在、これらのことを反省し、健康を取り戻そうとサプリメントの効果・効能に強い期待を寄せています。
その結果、アメリカにおけるビタミン剤や栄養補助食品市場は急成長を遂げることになりました。
こうして1960年代の後半からアメリカは国を挙げて国民の栄養状態の改善に努めようという動きが起きました。
このことは、栄養療法という考え方を普及し、サプリメントの摂取を増やすことにつながっていったのです。
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体を錆びつかないようにすれば老化は防げる
肉体を10歳若返らせるのは不可能です。
しかし、肉体が老化していくスピードを遅らせ、実年齢より若くすることは可能です。
老化をわかりやすく言えば、人体の酸化現象と言うこともできます。
例えば、釘を空気中に放置しておくと錆びますし、リンゴを切ってそのままにしておけば切断面が茶色くなります。
この現象は釘の老化であり、リンゴの老化です。
つまり、老化現象というのは酸素が細胞に付着する酸化現象なのです。
人の体も空気に触れると酸化、老化して腐っていくはずですが、リンゴのように腐りません。
なぜかというと、細胞を酸化、老化させないように守る酵素や抗酸化物質が体内で働いているからです。
釘が錆びないようにするには油を塗り、リンゴの切断面が茶色くならないようにするにはラップで包んだり、食塩水につけて直接酸素に触れないようにします。
これと同様に、人の細胞にも釘を錆ないようにする油、リンゴを包むサランラップの役目を果たす物質が働いています。
それがビタミンとミネラルです。
ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテン、あるいはセレン、クロム、マンガン、亜鉛 − これらの物質が人の細胞を酸化から守っています。
したがって、こうした栄養素をバランスよく適量摂取することにより、細胞の老化スピードを遅らせることが可能になります。
若返ることは不可能でも病気にかがらない体質をつくり、実年齢よリ5歳、10歳若い細胞を維持することができるでしょう。
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ストレスは万病を引き起こす原因
現在、医師たちはストレスと生活習慣病との関係を非常に重要視しています。
ストレスがうつ病をはじめ、心臓病、がん、慢性疾患、後発性糖尿病といった重い病気を引き起こす原因になることが明らかになってきたからです。
精神的なストレスを受けたとき、脳は交感神経を刺激し、副腎髄質から血圧を上昇させる働きをするノルアドレナリンというホルモンを分泌させます。
このとき同時に副腎髄質からアドレナリンが活発に分泌されるので、ますます血圧は上昇し、その結果高血圧症を引き起こしてしまうのです。
また胃や十二指腸は恐怖や悲しみといった情動を司る脳の辺緑皮質の支配を受けています。
そのため精神的なストレスに対して敏感に反応しますが、その結果急性ストレス潰瘍などの病気を引き起こしやすくなります。
いわばストレスの一撃が胃に穴をあけてしまうのです。
酒やたばこも飲まず、暴飲暴食とは縁遠い人が胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのは、ほとんどの場合ストレスが原因になっていると考えられます。
狭心症や心筋梗塞といった病気についてもストレスが大いに関係しています。
ある調査結果によると、仕事や時間に追われている人は冠動脈の硬化が進んで心筋梗塞になりやすいといわれますし、ストレスが糖尿病を引き起こす引き金になること、糖尿病患者がストレスによってますます病状を悪化させることなどもよく知られています。
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良性ストレスと悪性ストレス
セリエが初めてストレス学説を唱えたとき、ストレスは心身にとって百害あって一利なしと考えられていました。
しかし、後々になってストレスはすべてにおいて有害無益なものではなく、人間が生きていくためには必要不可欠なものだという考え方が支持されるようになりました。
たとえば遊園地でジェットコースターに乗るとき、私たちの体はストレス刺激を受けたときと同じような興奮状態にあります。
お化け屋敷で怖い思いをしたときも体はストレスを受けたときと同じような反応を起こしています。
このように、私たちが娯楽としてスリルやゲームを楽しむとき、わざとストレス反応を引き起こしているのです。
興奮が高まってくるとアドレナリンが大量に分泌されて気分は高揚し、痛みや不快感を伴うストレス刺激とはまったく逆の心地良いストレスを受けています。
つまり、ストレスには良性のストレスと悪性のストレスがあるといえます。
良性で適度なストレスは良い意味での発奮材料となってモチベーションを高め、普段より大きな力が発揮できるものです。
良性のストレスは物事を遂行するときの励みになり、良い結果を生むことがあります。
一方、悪性のストレスは気分を沈ませ、日常生活や仕事にまで悪影響を与え、ひいては病気や障害の原因ともなってしまいます。
では、良性のストレスと悪性のストレスはどのように区別すればいいのでしょうか。
良性のストレスとは、体が適応できる範囲内のストレス刺激で、ホメオスタシスの維持が十分に機能し、日常生活や仕事になんら支障のないものです。
もちろん痛みや苦痛を伴いません。
一方、激しいストレス刺激が非常に長い期間続くようなものは悪性ストレスといえます。
このタイプのストレス刺激は体の適応力を超え、ホメオスタシスさえ失ってストレス病の原因になります。
良性、悪性の別はストレスを受ける人の心身状態によっても左右されます。
たとえばある会社で同時に部長に昇進したAさんとBさんがいたとしましょう。
Aさんは仕事熱心で人望も厚く、将来を嘱望されている人材です。
Bさんは年功序列で昇進した典型的な人材。
自分でも部長という要職をこなせるかどうかの自信がありません。
この二人が受けるストレスは当然異なっています。
Aさんのほうはプレッシャーをバネにしてモチベーションを高め、より以上の能力を発揮しそうですが、Bさんの場合はプレッシャーが大きくのしかかり、それこそストレス病にかがってしまいそうな感すらあります。
同じ環境下のストレスでも、Aさんにとっては良性のストレスであり、Bさんにとっては悪性のストレスということになります。
ストレスが良性が悪性かは、受けるストレス刺激の種類ではなく、ストレスを受ける側の心身状態によって決まるのです。
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ストレスを管理してアンチエイジング
心身のバランスを整え、ストレスを予防・解消するためには、自分自身で積極的にストレスを管理することが大切です。
人はストレスから逃れることはできません。
だからこそ、ストレスから逃げるのではなく、振りかかってくるストレスを上手に利用するほうが得策だといえます。
ストレスをまったくなくしてしまうことが、正しいストレス管理の方法ではありません。
ストレスを上手に操ってプラスに転化し、心身のパワーを高めることが積極的ストレス管理の目標です。
前述したように、ストレスを受けた心身はホメオスタシス機能が働いて、即座にストレスに対応する準備を整えていて、体内機能も高められています。
この状態を上手に利用すれば、通常の状態ではできないと思えるようなことでも、意外にできるようになるものです。
たとえば締切に追われてギリギリの状況にある人や複数の仕事を抱え込んでいる人が極限状況で力を発揮して、能率よく仕事をこなしてしまうことがよくあります。
まさに「火事場の馬鹿力」ではありませんが、人はどうしようもない状態に追い込まれると思わぬ力を発揮するものです。
ストレスを受けたことにより、いままで自分の中で眠っていた潜在能力が開花するのかもしれません。
ストレスに対する反応をプラスの方向へ誘っていくことは、難問に向けて効果的にエネルギーを集中させ、自分自身の能力を高めることにてつながります。
積極的にストレスを管理するにあたっては、まずストレスの鹿や性質を判断してから異体的なプランを立てて実行するようにしましょう。
こうした方法を実行していけば、予期せぬ急激なストレスにも十分対応でき、毎日の暮らしの中で繰り返される慢性的なストレスにも上手に対処することができるでしょう。
そこでまず自分自身のストレスチェックをしてみましょう。
ストレス度の高い人の管理プラン
- ・ライフスタイルの反省と見直し
- ・リラクセーション、瞑想、意識の集中
- ・散歩、スポーツなど体を使う運動
- ・健康的な食生活
- ・趣味やレクレーション
- ・自分への尊敬と自己主張
- ・家庭環境の見直しと整理整頓
- ・時間の管理
- ・収入・支出の計画と管理
- ・人と会話したり話を聞いたりする練習
- ・退陣関係と社交性
- ・目標設定
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分子栄養学の発達と代替医療
栄養療法とは、簡単に言えば食品に含まれる栄養素を摂取することにより健康を維持したり、病気の回復の手助けをするということです。
それまで栄養素は、体の調子を整えたり、体をつくる目的で利用されてきましたが、分子栄養学という分野の発達により、栄養素の積極的な利用法、そして具体的な利用法が提示されるようになりました。
現在では「風邪をひいたらビタミンC」ということを多くの人が知っていますが、以前はビタミンCは壊血病を予防するビタミンという考え方でしか捉えられていませんでしたし、その摂取量についても壊血病を防ぐ最低限度のビタミンCを摂取すればよい、つまリ1日30mg〜50mgを摂取すればよい、とう考え方でした。
しかし、ビタミンCの研究が進むにつれ、その有効性が何も壊血病の予防だけではなく、体の代謝すべてに関わっていることがわかり、このビタミンの摂取が多くの病気の予防や治療に役立つことがわかってきたのです。
その他の各栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸・脂質・炭水化物など)もそれぞれの働きが詳しく解明され、それらの効果的な利用法が確立されてきて、栄養療法という代替医療ができ上がってきました。
もちろん、栄養療法は代替医療の一つであり、この療法だけですべての病気に対処するのは非常に危険であることも理解しておかなければなりません。
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人は125歳まで生きられる!?
日本人の平均寿命は、劉生が78.07歳、女性が84.93歳です。
言うまでもなく日本は世界一の長寿国ですが、明治時代に「人生125歳説」を唱えた人がいました。
早稲口大学創立者・大隈重信がその人です。
彼は常々「人間は本来125歳までの寿命を有している。適当なる摂生をもってすれば、この天寿をまっとうできる」と自説を語っていました。
その根拠は、「生理学者の説によると凡ての動物は成長期の5倍の生存力をもっているという。そこで人間の成熟期はおよそ25歳というから、この理屈から推してその5倍、125歳まで生きられる」(大隈重信述「人寿百歳以上」)というものでした。
動物学的に言うと、人類の寿命は125年だそうです。
哺乳類は肉体の成長が終った歳の5倍生きられるといいます。
たとえば、馬の成長は5歳で終わりますから、その5倍の25歳が寿命です。
人は25歳で身体の成長が終わるので、25歳×5=125歳となります。
当時、この大隈重信の「人生125歳説」は非常な評判となり、時のジャーナリズムに何度も紹介されています。
「若し吾輩にして、此の125歳定命説を理解することが、もし今30年早かったならば」という言葉を残していますが、彼の日常生活は非常に規則正しく、早朝5時に起床、庭を1〜2時間かけて散歩し、夜9時には就寝しました。
大隈重信は貴族階級の富豪でしたが、質素な暮らしを貫き、その考え方は「何事も楽観的にみること、怒るな、貪るな、愚痴をこぼすな、そして、世の中のために働け」でした。
大隈重信自身は77歳で第2次大隈内閣を組織し、83歳まで生きました。
当時の日本人の平均寿命からしてもかなりの長寿であったといえます。
その後、動物の大小と寿命の長短の関係から論じた説や、人体の各種器官の構造上の相違から「寿命の長短説」などが論じられましたが、大隈重信の真意は、生理上の寿命もさることながら、「精神の力が体力に克つ」というところにあったようです。
「肉体を支配する精神、例えば肉体が健全であっても勇気のない者は病気である − 意思の力の閃「ひらめ)きが絶えず五体を支配して自己と言う精神が生々して来れば、必ず肉体はこれによって支配される。
勇気、反抗力、活動、この3か条を補うに適当なる摂生を以てすれば、必ずしも人生僅か50年というような情けない弱音を吐く必要はない」
というのが大隈重信の考え方でした。
科学の発達により、細胞の寿命は人間の生長期の5倍、およそ125歳まで生きられる可能性を秘めていることがわかりました。
しかしながら、大隈重信が論じて実践したように、規則正しい暮らしと適度な運動、そして精神的な充足がなければ机上の空論になってしまいます。
つまり、外見の若々しさだけにこだわり、心の若さをないがしろにすれば、真の意味でのアンチエイジングは成し遂げられません、外見だけこだわるなら、シワ取り手術をはじめとした整形外科的な方法に頼ることができます。
しかし、外科的な施術によって、外面を整えたとしても、身体そのものが不健康であれば、健康で長生きすることは到底無理な話でしょう。
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老化のメカニズムを知る
老化を医学的に定義すると、「成熟期以後、加齢とともに各蔵器の機能あるいはそれらを統合する機能が低下し、団体の恒常性を維持することが不可能となり、ついには死に至る過程」となります。
つまり、人が成熟した後は、年齢を重ねるとともに体内の環境を一定の状態に保つことができなくなり、衰えていくということです。
ひと口に老化といってもそのメカニズムは複雑で、またさまざまな原因があるようです。
一般的には次のようないくつかの老化学説が唱えられています。
活性酸素説
体内に取り入れられた酸素は多彩射ヒ学合成が行いますが、そうした化学反応の過程で、電子を1つ(通常は2個)しかもたない活性酸素が生じてしまいます。
電子を1つしかもたない活性酸素は化学的に極めて不安定で、他の安定した物質から強引に酸素を奪ってしまいます。
このように酸素が他の物質から電子を奪うことを「酸化」といいますが、活性酸素が細胞の脂質から電子を奪うと、奪われた脂質は過酸化脂質となって細胞を老化させるばかりが、動脈硬化や心筋梗塞の引き金になるなど、体にさまざまな悪影響を及ぼし、細胞機能を低下させ老化を引き起こすという説です。
プログラム説
老化はあらかじめ遺伝子にプログラムされていて、寿命も遺伝子によリコントロールされているという説です。
エラー説
DNA、RNA、たんぱく質は突然変異や化学修飾により本来とは違った配列になることがあり、こうした変異(エラー)が蓄積して細胞の機能が正常に働かなくなったり老化していくという説です
クロスリンキング説
コラーゲンなどの物質は異なった複数の高分子と結合して新しい高分子をつくります(クロスリンクする)。
このような物質は分解されにくく、細胞障害を起こしている可能性があり、これにより老化が進行していくとする説です。
免疫異常説
加齢に伴い免疫機能を担当する細胞の機能が低下し、自己の体の成分に対して抗体を形成することが増えます。
その結果、体の一部を外敵と見なして攻撃して老化が起こるという説。
しかしながら、自己免疫疾患の多い女性のほうが男性より長生きでするところから、その説の矛盾が指摘されています。
代謝調節説
細胞の代謝速度が、細胞分裂速度に影響して老化や寿命を支配するという説。
代謝の高い動物ほど短命で、代謝の低い動物ほど長命という傾向があるようです。
※代謝とは栄養物質を摂取し、自体を構成したりエネルギー源とし、不必要な生成物を排出するといった物質の変動のこと。
このように老化のメカニズムに関してはさまざまな学説がありますが、現段階でははっきりしたことは判明していません。
いずれにしろ、遺伝的な要因や環境的な要因が複合的に作用し、人体に障害を及ぼし、老化を引き起こしていると考えるのが一般的です。
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がんと活性酸素の密接な関係
脳卒中と心筋梗塞が引き起こされることはすでに説明しましたが、がんと活性酸素はどんな関係にあるのでしょう。
簡単に言えば、がんは遺伝子の異常によって引き起こされる病気で、活性酸素は遺伝子を傷つけて発がんを促すということです。
人間の1個の細胞の中には、およそ8万個の遺伝子が存在すると言われています。
その中には、がんの発生を引き起こす遺伝子(がん遺伝子)がある一方で、がんの発生を抑制する遺伝子(がん抑制遺伝子)も存在します。
ただ、がん遺伝子は最初からがんの発生を引き起こすようにプログラムされているわけではなく、正常な遺伝子に何らかの異常が生じて遺伝情報が書き換えられ、細胞をがん化させる働きをもつようになります。
そして、活性酸素はその遺伝子を切断するなどの作用で遺伝情報を書き換えてしまい、がんを引き起こします。
このように、活性酸素は遺伝子を傷つけ、細胞を老化させて、がんを引き起こすことがわかっています。
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活性酸素が老化の犯人
活性酸素は体内の各器官に障害を及ぼすことから老化の原因の一つと考えられています。
したがって、この活性酸素の生成を抑えるが、生成した活性酸素を除去することができれば若さを保ち、寿命を延ばすことができると考えられます。
日本人の3大死因として、長い間上位を占めているのが、がんと脳卒中、心筋梗塞です。
いずれも生活習慣病であり、活性酸素が大きな原因となる点でも共通しています。
ここでもう一度活性酸素について簡単に説明してみましょう。
私たち人間が生きる上で酸素は必要不可欠な存在です。
体内では、この酸素を利用して無数といってよいほど多彩射ヒ学合成が行なわれ、人体に必要な物質が生み出されています。
ところが、そうした化学反応の過程で、電子を1つ(通常は2個)しかもた机滑性酸素が生じてしまいます。
電子を1つしかもたない活性酸素は化学的にきわめて不安定で、他の安定した物質から強引に酸素を奪ってしまいます。
このように酸素が他の物質から電子を奪うことを「酸化」といいますが、活性酸素が細胞の脂質から電子を奪うと、奪われた脂質は過酸化脂質となって細胞を老化させるばかりか、動脈硬化や心筋梗塞の引き金になるなど、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
また、活性酸素によって細胞内の遺伝子が傷つけられることもあ り、その結果、発がん遺伝子が活発化してがんの引き金にもなるのです。
このように活性酸素は人体にさまざまな悪影響を与えるにもかかわらず、体が酸素を利用する過程で必然的に生じるものなので、活性酸素の発生そのものを防ぐことはできません。
ただし、人体の防御メカニズムは極めて巧妙にできていて、発生を防ぐことはできなくても、発生した活性酸素を除去することはできるようになっています。
たとえば活性酸素の一つであるスーパーオキサイドに対しては、SODという酵素が働きかけて、スーパーオキサイドを過酸化水素と酸素に分解してしまいます。
このとき生じる過酸化水素も活性酸素の一つですが、これに対しては別の2つの酵素が働きかけて水に変えてしまいます。
水になってしまえば体に害はなくなるわけです。
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アンチエイジングに不可欠な食生活の改善
食生活を改善すれば生活習慣病の70%を予防することができます。
遺伝の要素はゼロではありませんが、遺伝の要素よりはるかに食事や煙草を含めた生活習慣の影響が大きいのです。
子宮がんや乳がん、大腸がんがこの20年間に倍増していますが、その理由は脂肪の摂取が倍増していることにあります。
昔、御飯に味噌汁だった食事が、いまは西欧風にパンにバターを塗ってコーヒーにベーコンエッグです。
魚や野菜中心の日本食よりも肉類を食べる人が増えました。
この食生活の変化だけで、乳がんと大腸がんが倍増しているのです。
遺伝的要素だけで、これらのがんは倍増したりはしません。
悪性の脂肪分は摂っていないと思っていても、知らないうちにかなりの量を食べているものです。
実は、アメリカでサプリメントの摂取が急速に普及した理由の一つとして「食生活の改善」が挙げられます。
アメリカのサプリメントの歴史は1975年のマクガバンレポートから始まりました。
当時のアメリカ人は「栄養状態の悪さ」が指摘されていました。
先進国アメリカの「栄養状態の悪さ」とは、栄養失調とは逆の栄養過多を指します。
アメリカ人の食事量は多く、デザート類もがなり甘くつくられています。
さらにドーナッツやハンバーガーなどのファストフードは高カロリーです。
つまり、カロリーは必要以上に摂っていても、エネルギー代謝を高めたり、細胞の新陳代謝を高めるビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足しています。
そして、ストレスも大量にビタミンを消費するため、アメリカ人はかなりのビタミン、ミネラル不足ということになります。
アメリカ人は摂取する食物の悪さのために健康を損なっていたのです。
多量に摂取する動物性たんぱく質や脂肪、過剰な砂糖の摂取、食品涼加物が大量に含まれているジャンクフードなどが肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧・痛風・がんなどの原因となり、生活習慣病を引き起こす人も毎年増えるばかりの状況でした。
こうした状況下で、アメリカ上院の栄養問題特別委員会において、アメリカ人の栄養摂取の問題を指摘した「マクガバンレポート」が発表されました。
このレポートでは、アメリカを含む先進国に多い心臓病、脳卒中、糖尿病、肝硬変、動脈硬化などは間違った食生活によって起きることをデータによって裏付けました。
そして自然に近い食生活をし、病気を減らす国民運動を展開しようと訴えました。
アメりカ人の食生活に警鐘を鳴らしたマクガバンーレポート
1977年、アメリカ上院栄養問題特別委員会は5000ページにも及ぶ膨大なレポートを発表しました。
それがマクガバン・レポートです。
当時アメリカでは心臓病の死亡率が1位で、がんは2でしたが、心臓病だけでもアメリカの経済はパンクしかねないと言われるほど医療費が増大していました(1977年当時で約25兆円)が、この財政的危機を打開することも医療改革が進められた理由の一つでしたし、アメリカ政府は、医療改革の一環として上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」を設置し、全世界から選抜した医学・栄養学者を結集して「食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係」についての世界的規模の調査・研究が7年間の歳月と数千万ドルの国費を投入して行ないましたが、それを「上院レポート」、または委員長の名前をとって「マクガバン・レポート」とも呼んでいます。
医療費の破たんを懸念して作成されてレポートでしたが、調査会の委員長であるマクガバン氏は、「どれほど巨額の医療費を注ぎこんでも、それで国民が少しでも健康になれればいい。しかし事態はまったく逆で、このまま推移すればアメリカの国そのものが病気のために破産してしまうだろう」という深刻な事態があったわけです。
そのマクガバン・レポートは、「心臓病をはじめとする諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした(食原病)であり、薬では治らない」と決めつけ、さらに「われわれはこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」として、7項目の食事改善の指針を打ち出しました。
その内容を要約すると、高カロリー、高脂肪の食品、つまり、肉、乳製品、卵といった動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るようにと勧告しています。
また、マクガバン・レポートを補足する形で発表されたのが「食物・栄養とがん」に関する特別委員会の中間報告ですが、そのレポートでとくに注目されるのは「たんぱく質(肉)の摂取量が増えると乳がん、子宮内膜がん、前立腺がん、結腸・直腸がん、胃がんなどの発生率が高まる恐れがある」とし、「これまでの西洋風な食事では脂肪とたんぱく摂取量との相関関係は非常に高い」と述べていることです。
そして、最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事であることが明記されていますが、元禄時代以前の食事というと、精白しない穀類を主食とした季節の野菜や海草や小さな魚介類といった食事内容になります。
このレポートが発表されたとき、アメリカ国内はもちろん、全世界はショックを受けました。
こうした背景もあって、欧米では「日本食=健康食」というイメージが広がっていきました。
マクガバン・レポートで示した食事改善目標は以下の通りです。
(1)でんぷん質を現在のカロリーの46%から55〜60%に引き上げなさい。
(2)脂肪分は現在のカロリーの約40%から30%に減らしなさい。
(3)動物脂肪も植物脂肪も減らすが、それは前者がカロリーの10%、後者が20%になるようにして1対2の割合にしなさい。
(4)コレステロールを1日300mgに減らしなさい。
(5)砂糖消費は40%減らしてカロリーの15%までにしなさい。
(6)塩の摂取も50〜85%減らし1日3gにしなさい。
現在でも、このマクガバン・レポートはアメリカの正食運動の源となっています。
1983年に農務省長官の諮問機関として創設された食事ガイドライン委員会は、マクガバン・リポート以後の新しい研究を踏まえ、食事改善目標をより実行しやすい形にする補完作業を続け、その指針の一つに、食べる食品の種類を多くという項目も加えて次のように述べています。
「人間の生存及び健康維持のためには40種類以上の栄養素が必要である。
つまりいろいろな種類のビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸などがそれである。
またエネルギー源としての炭水化物、脂肪、たんぱく質も必要である。
これらの栄養素はバランスのとれた食事によって摂取されるものであり、そのためにはいろいろな種類の食品を食べる必要がある」
いわゆる食品のバランスをとりつつ、多種類にすることが推進されることになりました。
1985年、日本においても厚生省(当時)も「健康づくりのための食生活指針」で1日30品目と盛り込むこととなりました。
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日本はアンチエイジングの後進国
アメリカ政府は健康問題を軍事や外交に匹敵する「国策」と捉え、国を挙げて取り組んでいます。
国立衛生研究所や国立科学アカデミーなどの政府機関をフル活用し、率先して食による疾病予防策を研究し、アメリカ国民もこの国策に応えるかのように、健康問題にとり組んでいます。
一説によれば、日本の寝たきり老人の数はアメリカの5倍も多い、と言われています。
世界的にみれば、確かに日本は長寿国ですが、高齢でも日々元気に人生を送っているかとなると疑問です。
現実に日を向けると、日本の老人は寝たきりになって、ただ長く生き続けているだけかもしれません。
「長寿」と「健康」は決してイコールではないのです。
アンチエイジングは、ただ長生きするのが目的ではなく、「元気、はつらつ、生涯現役」がその目的です。
やはり、日本人も医者頼みの意識を捨て、アメリカ並に「自分の健康は自分で守る」という意識が必要なのではないでしょうか。
アメリカ人には、国と国民が同じ考えで一つの問題に取り組むことにより解決できる、という伝統的な考え方が根底にあります。
日本の場合、医療費をどうやって捻出するかを国会で話し合い、行政改革、税金配分の変更、税率の変更など制度上の議論に終始しがちです。
一方、アメリカでは行政上の問題を処理するだけでなく、個々が老後のための健康づくりをしていくよう「ヘルシーピープルアクト」という条例まで定めています。
これは国民1人1人が常に健康であれば、それだけ医療費は減る、という考え方に基づいた条例です。
この運動を「ヘルシーピープル運動」と呼び、65歳以上の高齢者のうち、社会制度的な機関からのケアを必要とする人を全体の9%以下にすることを目標にしています。
そして、実際に「ヘルシーピープル運動」によって、この10年間でアメリカの高齢者の要介護者は120万人も減り、介護のための国家予算も大幅に減る結果となりました。
1980年代、アメリカではウェルネスという健康観が普及しました。
この考え方が登場する以前は、健康とは「病気でない状態」のことを言い、「ヘルス」という言葉を使っていました。
この考え方だと、病院で検査した際に異常のなかった人は全員「ヘルス」であることになります。
しかし、検査で異常が発見されなくても、病気になる手前の人もいれば、逆に健康そのものの人もいるはずです。
つまり、何らかの病気が発見されるまでは「健康」という認識がありました。
そのため、がん、心疾患、糖尿病などの生活習慣病に対して食生活や運動、喫煙等の生活習慣を見直し、予防する考え方は生まれていなかったのです。
そこで登場したのが「ウェルネス」という健康観です。
ウェルネスは「病気である」「病気でない」という2つの分け方をするのではなく、健康にはレベルがあり、そのレベルを高めていくことは可能である、という考え方に立っています。
ウェルネスの考え方が広がっていくと、「食生活、飲酒、ストレス管理などの日常の生活習慣をコントロールすることで、健康の質の向上や病気の予防はできる」という認識がなされ、医療関係者や健康産業の従事者たちに広く支持されるようになりました。
こうした一連の流れを踏まえて、現在ではウェルネスに変わるものとして「オプティマルヘルス」という新しい健康観が主流になこてきました。
オプティマルヘルスとは、心身ともに生き生きとしていて、人間として最高(オプティカル)の健康状態であることを表し、50歳ならその時点での最高の健康状態、70歳なら70歳でなし得る最高の健康、80歳なら80歳、という具合に、その年齢時点での最高の健康状態を表している言葉です。
言わば「アンチエイジング」と考えていいでしょう。
たとえば、80歳のときにオプティマルヘルスを実現するためには、40歳、50歳のときにいいかげんな健康状態であっては実現できません。
オプティマルヘルスは人の過去の生き方の延長線上にあります。
したがって、「若いから大丈夫」「何の異常もないから大丈夫」と思って、日頃の生活をおろそかにしていると、オプティマルヘルスを実現することは難しくなります。
食物の不自然さ、大気汚染をはじめとする環境破壊、人間の自然なスピードをはるかに上回る乗物や通信機器などによるストレスは、本来私たちの持つ生体バランスを崩し、細胞に悪影響を及ぼしています。
人間の身体を正常化するためにはやはり自然に即した食事と環項は不可欠です。
病気という状態を治すためには医学的な処方によるものだけでなく、自然な状態でつくられた食品を摂取し、自然由来成分でつくられたヘアケア、ボティケア製品を使うことこそが第一条件です。
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人をストレスから守る自律神経の働き
人の体は常にストレスに対してホメオスタシスを働かせて防御を行っていますが、この防御作用をまず最初に行うのが交感神経です。
そして交感神経の後を継ぎ、その回復作用を行うのが副交感神経といえます。
ここで交感神経と副交感神経について少し説明してみましょう。
まず人間の体は体生神経と自律神経という2つの神経によって支配されています。
体生神経は走る、歩く、話すなど自分の意思で自在にコントロールできる神経です。
一方、自律神経は心臓の鼓動、血管の収縮、汗、腫液の分泌など自分の意志とはまったく関わりなく、勝手に働いて身体の調整を行っている神経です。
人のすべての器官や生体機能はこの体生神経と自律神経の2つの神経に支配されていますが、人が生命を維持していくには体生神経よりも自律神経のほうが重要な役割を果たしているといえます。
なぜなら、体生神経がまったく働いていなくても自律神経が正常ならば、人は生命を維持することができるからです。
表現が適切ではないかもしれませんが、たとえば交通事故などで意識を失った状態であっても、自律神経の働きによって自分の意志とは関係なく呼吸や消化、内分泌活動は行われます。
このように自律神経は人が生きていくためになくてはならない神糧といえます。
人体の各器官は自律神経によってコントロールされ、この自律神経は交感神経系と副交感神経系に分かれています。
ストレスを受けたときには視床下部から自律神経系へ指令が発せられ、心拍増加、血圧上昇、血糖上昇などの防御反応が現われます。
まず自律神経のうちの交感神経が働いて体は緊張状態になっているわけですが、この緊張状態が長く続くと心身に悪い影響をもたらします。
そのため、自動的に副交感神経が働き、緊張状態を解く働きを行います。
つまリストレスに対して、交感神経は体に緊張を与え、副交感神経は体に休息を与える役割を果たすわけです。
このように交感神経と副交感神経は、お互いに反対の働きをして体内の臓器を正常に保っています。
たとえば、交感神経が働いて体が緊張しているときは腫液の分泌や胃の働きは抑制されていますが、副交感神経が働いている場合には、胃液の分泌が促進され、胃腸の運動も活発になります。
また、交感神経が活発に働いているときは脈拍が早くなり、心臓収縮力が増加して血圧が上昇しますが、その逆に副交感神経が活発に働いているときは脈拍や心臓の働きは抑えられ血圧も下がります。
自律神経の交感神経と副交感神経は実に巧みにバランスをとり、お互いを補い合いながら、各器官が常に安定した状態を維持するように働いています。
しかし、過度のストレスは自律神経を乱れさせ、病気を引き起こす原因になります。
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真のアンチエイジングを考える
アンチエイジングは生きがいやライフスタイルの問題まで深く関わっています。
外見だけの若さだけではなく、内面、ライフスタイル、生きがいまで裾野を広げてこそ、真の意味でアンチエイジングが果たせます。
年齢とともに肉体が衰えていくのは避けられない宿命です。
その衰えを最小限にとどめるに越したことはありません。
しかしながら、外面的な若さにこだわるのではなく、人間的に成長していくことものアンチエイジングのテーマの一つです。
周囲を見回すと、50歳、60歳を過ぎても若々しく素敵な人はたくさんいます。
これらの人たちは、たいてい人生に目標を持ち、自分の好きなことを楽しみ、自らの成長を喜びとして日々を過ごしています。
昨日より今日、そして今日より明日の自分のほうが、より魅力的な人間になる − このことこそ真のアンチエイジングかもしれません。
人は日々成長することを楽しみに生きてこそ、若々しさが自然に身についてくるのではないでしょうか。
アンチエイジングは、決して体や顔などの外見だけでなく、自らが人間的に成長していく方法の一つなのです。
19世紀のアメリカの詩人ホイットマンは次のような詩を残しています。
女あり 二人行く
若さはうるわし
老いたるは なおうるわし
「若い女性はうるわしいが、歳をとった女性はさらに美しい」という内容の詩です。
これは何も女性に限ったことではなく、男性にも同様のことが言えるでしょう。
若い女性は化粧などしなくても、そのままの姿で美しいものです。
歳をとったシワクチャのおばあさんのほうが、若い女性に比べて美しいということは現実的にありえない話です。
この詩で表現されている「うるわし」は「麗し」と書きます。
「麗し」は、生まれながらに備わっている若い時期の美しさであり、老いたるはなお「うるわし」は「麗」の字があてはまりません。
「美しさ」の意味が異なっているのです。
歳をとった人のうるわしさは、漢字で書くと「美」になるのではないでしょうか。
では、「麗」と「美」の違いは何でしょうか。
「美」とは、時間をかけて一生懸命に物や人を大切に育てていった結果、得られる美しさです。
「美」は一朝一夕に得られるものではありません。
子供を一人前に育てるのと同様に時間を要するものなのです。
例えば、スッポン鍋という料理は土鍋に材料を入れて火力の強いコークスなどの炎で調理しますが、100年も続いているような老舗の土鍋は、長い間使用しているうちにスッポンそのものの味・風味が土鍋に染み込み、何の調味料も使わず、水を煮立たせただけでスッポンの風味が溶け出すほどだといいます。
いかに有名な陶芸家がつくった土鍋でも、いがに高価な土鍋でも、いま買ったばかりの土鍋よりも、代々使い込んで伝わってきたもののほうが価値がある、ということです。
何年にもわたって壊れないように大切に扱ってきた道具は、新品の道具よりも値打ちがあります。
人間の場合も同様のことが言えます。
白髪が増えて頭が白くなったからといって、それだけで人としての価値が上がるというものではありません。
60年も使ってきた土鍋であっても底がヒビ割れて水が漏れるようでは使い物にならず、単に古いだけのガラクタにしか過ぎません。
人間も同じで、不平不満だらけの人や愚痴ばかり言っているお年寄りがいますが、こうした人たちは「頭白きがゆえに尊からず」なのです。
自分という人間を大切にし、日々成長していく生き方を実践し、自分の人生を創り上げていくことが大切なのです。
肉体的成長と精神的成長を創っていくのが人生なのではないでしょうか。
人生を創るということは自分の顔を創ること、そして自分自身を大切にし、日々成長しながら創り上げてきた顔は、若い人よりもなおうるわしい、とホイットマンは讃えたのでしょう。
歳をとることは恐いことではなく、素敵な自分を創り上げることです。
1年ごとに素敵な人間になっていくと思えばいいのです。
そうなるためにも、健康に留意し、人から慕われ、人生に目標を持ち、日々努力を怠らないようにしたいものです。
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人の心身を守ってくれるホメオスタシス
人の体は、環境や体の内外から刺激を受けると、抵抗、防衛して生体の機能を健全状態に保つような仕組みにつくられています。
この生体機能を健全に保つ仕組みを「ホメオスタシス」(恒常性)と呼んでいます。
ホメオスタシスとは言ってみれば「生命維持装置」であり「心身の防衛システム」ということになります。
ホメオスタシスの維持とは、生体にストレス刺激などが加えられたとき、刺激への適応を図るために交感神経を働かせてホルモンの分泌を促し、刺激に対する機能を調節する働きをすることにあります。
つまり、ホメオスタシスを維持することは生命を維持させることにつながり、動物や人間は誕生してから死に至るまで、常にホメオスタシスによって守り続けられているといえます。
ホメオスタシスの働きには神経系、内分泌系、免疫系の三系統があり、それぞれの系統はどのような環境の変化にも対応できるように複雑に関連し合いながら、体内の重要な臓器に刺激が直接及ぶことのないように防衛しています。
ホメオスタシスを維持するためには、ホルモンの働きが重要な役割を果たします。
前述したセリエのストレス学説のように、生体がストレス刺激を受けるとホルモンの分泌が活発になって、各器官の働きを促進して体の均衡状態を保っていますが、そのなかでもとくに大きな働きをするホルモンは副腎皮質から分泌されるコルチゾール(糖質コルチロイド)と副腎の髄質から分泌されるアドレナリンです。
コルチゾールはたんぱく質を糖質に転換し、炎症を抑える他、肝臓の列コーゲンを増力□させて血圧を上げるなどの役割を担ってストレスから生体を守っています。
アドレナリンは脈拍の増加、血糖・血圧の上昇、気管支の拡張など多くの働きを行います。
しかし、何らかの原因によってホルモンの分泌が妨げられたり、ホルモン同士のバランスが崩れた場合、あるいはセリエの唱える第3段階の「疲弊期」に至るとホメオスタシスが働かず、さまざまなストレス病を発生させることになります。
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アンチエイジングが意味するもの
高齢社会を意識してか、最近「アンチエイジング」という言葉を盛んに人々が口にするようになりました。
では「アンチエイジング」とは一体何のことでしょうか。
「アンチエイジング」を日本語で言えば「抗老化」「抗加齢」ということになります。
たいていの人は「いつまでも若々しくいたい」「若返りたい」「美しくありたい」と願うはずです。
しかし、人は生老病死という避けることのできない運命を背負っています。
齢を重ねるとともに顔の筋肉は垂れ下がり、シワが増え、体型も崩れ、ボディラインも崩れていくのは自然の摂理と言ってもいいでしょう。
確かに、老化を止めて若返ることはできません。
が、老化のスピードを緩やかにし、その進みを遅らせることは可能です。
さらに言えば、少し時間を戻して若々しさと健康を保ち続け、元気な生き方をすることは可能なのです。
人は誰しも平等に年齢を重ねていきますが、加齢に伴う老化現象には個体差があります。
ある人は実年齢が50歳なのに見た削ま40歳そこそこに見える人や、その逆に50歳なのに60歳を過ぎているように見える人もいます。
いつまでも若々しく、そして美しく人生を過ごすためには、正しい方法と知識を身につける必要があります。
人の体は実に正直です。
良い方法を実践すれば良い結果を生み、悪い方法を行えば悪い結果になります。
加齢とともに避けられないと思っていた心身の老化は、実は防ぐことができるのです。
21世紀の医療のあり方も、いつまでも若々しく生きたい、という人たちのために抗加齢医学の重要性が叫ばれるようになりました。
高齢社会白書によると、1995年に6378人だった日本の100歳以上の高齢者数は約4倍の2万5554人(うち女性が85%)に増え、過去最高となりました。
今後も遺伝子工学、臓器移植、分子工学をはじめとした医療技術の進歩、抗加齢医学の発達などにより、その数はもっと増えることでしょう。
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ニューウェイズ製品とアンチエイジング
ニューウェイズ社が取り扱う製品はヘアケア、スキンケア、栄養補助食品など多岐にわたっていますが、それらの製品のいずれにも人や自然環境に有害な合成化学物質を極力使用していません。
いま話題になっているアンチエイジングという「抗老化」「抗加齢」を実践していく場合、問題になるのが、私たちが日常使用しているさまざま製品に含まれる化学物質です。
たとえば、肌の衰えを防ぐ化粧品でさえ、逆にトラブルを生み出す原因になっています。
他にヘアダイ、アイライン、アイシャドウ、口紅による皮膚炎も増えました。
いずれも有毒な化学物質が原因であることが考えられます。
口から体内に入る合成食品添加物などの「経口毒」、皮膚を通して体内に侵入する「経皮毒」はアンチエイジングの最大の敵です。
アンチエイジングを望むのであれば、生活環境から化学物質を遠ざけ、有害性の低い物質を使用してリスクを低減することが最大の防御策となります。
合成化学物質を含まない製品を使うことで、経口毒や経皮毒から身を守り、環境リスクを低減することが可能になります。
アンチエイジングに欠かせないのは活性酸素から身を守ってくれる抗酸化物質であり、その代表がビタミン、ミネラル、そしてハーブ類です。
東洋では「医食同源」と言われ、植物の根や実の力による病気予防・治療が行われてきました。
西洋でもハーブやアロマテラピー、香油による治療は実際に古くから行われてきたのです。
多くの植物には人間の免疫力を高める作用があり、一般疾病の予防、治療に効果をもたらしてくれます。
ニューウェイズ製品には、体や皮膚に優しい自然・天然由来のハーブが使用されています。
当サイトでも、同社製品に使用されている各ハーブ類とビタミン、ミネラルがどのような作用を発揮するのかを中心に、アンチエイジングヘの取り組みを紹介していこうと考えています。
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